Vision

To help transition Japan to a peace promoting post-carbon country while enjoying every step of the process.
僕のビジョンは、祖国日本で、平和文化を育みポストカーボン(Post-Carbon) 社会を促進してゆく事です。
化石燃料や原子力に頼らず、他国の資源を取らない、
自給自足な国へのトランジションを実現させてゆきたいです。

Wednesday, February 23, 2011

シティーリペア 1

(Picture downloaded from http://www.streetfilms.org/photos-from-village-building-convergence-intersection-repair/)

プロローグ Prologue
ある日いつもの交差点に向かうと、見慣れたはずの黒いアスファルトが明るい黄色やオレンジの巨大なヒマワリに塗り替えられていた。
交差点の一角に目を引く不思議なオブジェが置かれている。
屋根付きの人魚の彫刻??
人魚にもたれて若者が二人楽しそうに会話をしている。
なにより気になるのは、人魚のとなりでモクモク煙を吐き出している異様なカエル。
更に、交差点の反対側には傘付きのスタンドが・・・。その上にはホットポットらしきものが乗っている。ホットポットの隣に並んだマグカップをサラリーマンが手にして、スタンドの上にこれ又用意されたティーバッグでお茶を淹れている。そこに主婦らしき人も寄っていって、マグカップを手にとり、サラリーマンとなにやら笑い話をしはじめる。
なにか特別なイベントが催されているんだろうか。
人魚ベンチに座っていたエプロン姿の若者がふと立ち上がり、煙を吐いているカエルに近づいていった。口が扉になっていて、開かれた中がオレンジ色に輝いている。そこから取り出されたのはピザ?!なんとカエルはピザオーブンだったのだ。
若者は通りがかりの人にピザを紙皿にのせて配りはじめる。
ご馳走になろうと群がって来た人達は、わいわい会話をし始め、人魚の周りは楽しげなゲリラピクニックに早変わり。
とんとん、肩を叩かれて振り向くと、子供がニコニコしながらチラシを渡してくれた。『集まれ!シティ・リペア第3回目の村作り集会!』
今立っている街角に数種類のベリーやら果樹やら柳やらを植えて【食べ物の森】を生やすのだという。柳は今後バスケット作りなどの工作ワークショップなどで使うそうだ。
・・・って、一体どうなってるんだ?!まるで絵本のなかに踏み込んでしまったみたいだ。でもこれって夢じゃないよな。そう、これは、シティ・リペアという現実なのだ。

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